LP(ランディングページ)の制作を外注したいものの、予算をどのくらい見ておけばよいのか、届いた見積もりが妥当なのか判断しにくいと感じていませんか。LP制作の費用は、構成・ライティング・デザイン・コーディングのどこまでを外注するかで大きく変わります。この記事では、制作会社が公開している料金をもとにした価格帯ごとの相場と、費用が変わる要因、外注先と依頼方法の選び方を説明します。
LP制作の費用は、公開料金で見ると10万〜60万円の範囲に多くのプランが集まっています。中でも多いのは10万〜30万円の価格帯で、デザインとコーディングが中心です。構成やライティング(原稿作成)まで任せるプランは30万円以上に多く、ライティングを含むかどうかで費用の目安が大きく変わります。
| 価格帯(1本) | 主な制作範囲の例 | 見積もり前に確認する点 |
|---|---|---|
| 10万円未満 | PCかスマホの片方だけ、短いLPなど、条件を絞ったプラン(テンプレート型はさらに安価) | スマホ対応・フォーム・ディレクション費が別料金になっていないか |
| 10万〜30万円 | デザイン・コーディングが中心。構成まで含むプランも多いが、原稿は依頼側が用意する前提のものが多い | 構成・ライティングが含まれるか |
| 30万〜60万円 | 構成・デザイン・コーディングに加え、ライティングまで任せられるプランが増える | 調査・原稿・素材制作の範囲、修正回数 |
| 60万円以上 | LP本体に加えて、SEO対策や購入時のアップセル導線・メール施策などまで含むプラン | 公開後の改善や運用の費用が別か |
※LP制作の料金を自社サイトで公開している制作会社・デザイン事務所12社の26プランをもとに、2026年10月30日時点で整理しました。価格帯ごとのプラン数は、10万円未満1件、10万〜30万円12件、30万〜60万円10件、60万円以上3件です(30万円ちょうどは30万〜60万円に含めています)。税込表記の料金は税抜に換算し、税表記のない料金は表示額のまま数えています。「〜円から」と表示された料金は下限の金額です。テンプレート型、撮影込みのEC用画像LP、デザインのみ(コーディングなし)のプラン、下層ページ付きのサイト型プラン、料金表の個別見積もり例、バナーや広告運用とのセット価格、数量限定の特別価格は除いています。
同じ公開料金でも、ライティングを含むプランと含まないプランでは目安が違います。中央値で比べると、ライティングまで含むプランは30万円台、含まないプランは20万円台でした。見積もりを比べるときは、総額だけでなく、どの工程が含まれているかをそろえて見ることが大切です。
今回の集計で10万円を切ったのは1プランだけで、PCかスマホのどちらか一方だけ、LPの長さに上限あり、という条件付きでした(テンプレートを使うプランは、さらに安い価格で提供されています)。このように価格を抑えたプランでは、スマホ対応やフォーム設置、ディレクション費が別料金になっている場合があるため、必要な項目を足した総額で比べましょう。
公開料金のプランが最も多い価格帯です。オリジナルのデザインとコーディングを依頼でき、構成の提案まで含むプランも少なくありません。一方で、ライティングまで含むプランはこの価格帯の12件中4件にとどまり、原稿は依頼側で用意するプランが多く見られます。
構成・デザイン・コーディングに加えて、ライティングまで任せられるプランが増える価格帯です。この価格帯では10件中5件がライティングを含んでいました。競合の調査や訴求の整理から相談したい場合は、この価格帯が目安になります。
60万円以上のプランは、LP本体の制作に加えて、SEO対策や、購入時のアップセル導線・ステップメールの実装などを含むものでした。公開後の改善や広告運用は、この価格帯でも別料金になっていることがあります。どこまでが初期制作費に含まれ、何が月額の費用になるかを確認しましょう。
LP制作の見積もり金額に差が出るのは、次の5つの条件で必要な作業量が変わるためです。
ターゲットの整理や構成案の作成、原稿のライティングまで外注するか、構成や原稿を自社で用意するかで費用が大きく変わります。今回集計した26プランのうち、ライティングまで料金に含んでいたのは12プランでした。原稿が未確定なら、その制作も頼みたいことを見積もり依頼の時点で伝えましょう。
テンプレートを使うか、オリジナルでデザインするか、撮影やイラストなどの素材制作が必要かで作業量が変わります。撮影を別料金のオプションにしている会社や、写真・原稿を依頼側で用意する前提の会社もあります。
LPの縦の長さ(px)で料金を分けている会社や、セクション数に上限を設けている会社があります。情報量が増えるほど制作工数は増えますが、長いLPほど成果が出るとは限りません。伝える内容を整理してから長さを決めると、費用の見通しも立てやすくなります。
デザインの納品だけで終わるのか、コーディングまで依頼するのかで費用が変わります。同じ「コーディング込み」でも、デザインを画像として配置する方式と、テキストをHTMLで組む方式があり、後者を追加料金にしている会社もあります。PCとスマホの両方に対応するか、問い合わせフォームを設置するかによっても金額が変わり、12社中3社はスマホ対応を別料金にしていました。
12社中6社が、料金に含む修正回数に上限を設けていました。上限を超えると追加料金になるため、社内で確認する人が多い場合は特に注意が必要です。短納期での対応や、制作費とは別にかかるディレクション費の有無も確認しておきましょう。
LP制作の外注先は、大きく4つに分けられます。種類によって優劣が決まるわけではないため、依頼したい工程と、制作を続ける頻度に合うかで選びます。
| 外注先 | 向いている依頼 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| LP制作専門会社 | 企画・構成から制作まで一括で依頼 | 得意分野、対応工程、制作実績 |
| Web制作会社 | LPとWebサイトの制作・改修をあわせて依頼 | LP制作の実績、対応範囲 |
| フリーランス | デザインや実装など特定の作業を依頼 | 得意領域、稼働状況、窓口の体制 |
| 月額・定額制の制作サービス | LPの制作・修正や関連制作を継続して依頼 | 対応範囲、月の稼働時間、契約条件 |
LPの構成設計から制作まで、まとめて相談できる場合があります。会社ごとに得意な業種や対応できる工程が違うため、自社の商材に近い実績があるかを確認しましょう。
LPに加えて、Webサイトの制作や改修も検討している場合の選択肢です。LPの実績がどの程度あるか、構成やライティングまで対応するかは会社によって差があります。
デザインやコーディングなど、特定の工程を個別に依頼しやすい外注先です。料金を抑えられる場合もありますが、得意分野や稼働状況は人によって異なるため、依頼内容と合うかを確認しましょう。
LPの制作や公開後の修正、広告用のバナーなどの関連制作を継続して依頼したい場合の選択肢です。月の稼働時間の中で何をどこまで頼めるか、契約条件を確認しましょう。仕組みは「デザインを定額制・月額で依頼するメリットとサービスの選び方」で詳しく解説しています。
※専門会社だから成果が出る、フリーランスだから必ず安い、といった種類だけでの判断はできません。広告運用やCVR改善の支援は、制作料金に含まれないことがあります。
LPを1本だけ作るなら単発での依頼、複数のLPや広告バナーなどを継続して制作・修正するなら月額・定額制も選択肢になります。自社に当てはまる項目が多い方を、検討の目安にしてください。
月額・定額制が単発依頼より必ず安くなるわけではありません。月額の契約時間の中でLPを1本完成させられるかは、契約時間と依頼内容によって変わります。
料金の安さだけで決めず、契約前に次の4点を確認しましょう。
問い合わせ、資料請求、購入など、自社のLPの目的や商材に近い制作実績があるかを確認します。制作本数の多さだけでは判断できません。
構成案、ライティング、デザイン、コーディングのうち、自社が外注したい工程を任せられるかを確認します。料金の内訳で公開作業(サーバーへの反映)を含むと明記していたのは12社中3社で、ほかは制作の流れに公開が含まれるか、記載がありませんでした。誰がどこまで公開作業を行うかは、見積もりの段階で確認しましょう。
見積もりの対象となる工程、修正の範囲と回数、追加費用がかかる条件まで確認します。デザインデータ(元データ)の扱いを明記していた会社のうち、無料で渡すとしていたのは1社だけで、3社は有料か、渡さないとしていました。公開後に社内で修正する予定があるなら、データの受け取り方も確認しておきましょう。
LPは公開後に反応を見ながら直していくこともあるため、訴求やデザインの修正、コンテンツの追加を継続して頼めるかを確認しましょう。公開後の改善を月額の別サービスにしている会社もあります。広告運用まで任せたい場合は、制作とは別の契約になるかもあわせて確認してください。
LPの目的、ターゲット、依頼したい工程、予算と納期を整理しておくと、見積もりを比べやすくなります。原稿や画像が決まっていない場合は、その制作も依頼したいことをあわせて伝えましょう。
一部の工程だけを請け負う外注先もあります。ただし、対応できるかどうかと料金の条件は依頼先によって異なるため、事前に確認が必要です。
含まれるかどうかは依頼先によって異なります。サーバーやドメインは依頼側で用意する前提の会社もあり、取得や管理を任せる場合は別料金になることがあります。ドメインの取得まで含めている会社もあります。公開作業を含むかもあわせて確認しましょう。
公開後の修正・改善や広告運用は、初期制作費とは別料金になっている場合があります。制作費に何が含まれ、何が月額の費用になるかを分けて確認しましょう。
DesignBoxでは、LPの構成からデザイン・コーディング、公開後の修正まで相談でき、バナーなどの関連制作も月額制でまとめて依頼できます。
ターゲットやゴールを整理したうえで、LPの構成からデザイン、コーディングまで一つの窓口で進めます。構成がまだ決まっていない段階からでも相談でき、原稿のライティングも相談できます。サーバーへのアクセス権限をいただければ、公開作業まで対応します。制作したデザインデータは追加料金なしでお渡しします。
LPを作って終わりではなく、公開後の状況に応じた修正・改善も同じチームに継続して相談できます。広告運用やアクセス解析など制作以外の支援が必要な場合は、Webマーケティング支援とあわせてご案内します。
LPの制作とあわせて、広告用のバナーやWebサイトの更新、営業資料なども同じ窓口で依頼でき、複数の案件を並行して進められます。
料金はLP1本ごとではなく、月の作業時間で決まります。12ヶ月契約の月額は、Sプラン6.1万円(8時間/月)、Mプラン11.9万円(16時間/月)、Lプラン17.4万円(24時間/月)です(いずれも税抜)。使わなかった時間は契約時間の半分まで翌月に繰り越せ、制作が集中する月は翌月分を前借りできます。制作内容やボリュームによっては複数月に分けて制作するほか、最大160時間/月のカスタムプランでまとめて進める方法もあります。有料の画像素材は別途実費、写真撮影は別途有料です。最新の料金と条件はサービスページでご確認ください。
LP制作の費用は、公開料金で見ると10万〜60万円に多くのプランが集まり、構成やライティングまで任せるかどうかで目安が大きく変わります。見積もりを比べるときは、総額だけでなく、含まれる工程、修正の条件、公開作業やデザインデータの扱い、公開後の対応までそろえて確認しましょう。LPを1本だけ作るなら単発依頼、複数のLPや関連制作が続くなら月額・定額制も選択肢になります。LPの制作から公開後の改善まで継続して相談したい場合は、DesignBoxにもご相談ください。
LPの制作・改善、どこまで任せられるか相談してみませんか?
LPの新規制作から既存LPの修正まで、制作したい内容がまだ具体的に決まっていない段階でもご相談いただけます。ご希望や現在の制作状況を伺いながら、対応方法をご案内します。
ご相談でわかること
送信後、1営業日以内にご連絡します。
お電話でも受け付けています:03-4405-7521(9:30〜18:30/土・日・祝日を除く)